ルーフトップテントの取り付け方法の記事が掲載されました!
Feb 10, 2020
https://amesha-world.com/special/detail.php?id=3104
リグレス ルーフトップテント vol.1
「クロウズネスト」はどんな車両にも搭載可能なのか?12月中旬にアップした記事、「ハマーH3で行くリグレスルーフトップテントの旅」は、12月末から当サイトのアクセスランキング1位を占め、読者からの反響も上々だった。なかでも「いつか欲しい」という方が多く、続いて「どのアメ車にも搭載可能なのか」という問い合わせが複数あり、担当者としてはそうした意見に応えるべく、再度リグレスを取材してきた。
DIY取り付けが可能なルーフトップテント
前回は、ルーフテントを搭載したキャンプの取材だったが、今回はルーフトップテント自体のもろもろ(多くの読者が気になっていた取り付け方法や搭載可能な車種、テント自体の素材や強度等)について話を聞いてきた。
まずルーフトップテントであるが、一昨年あたりから世界中でブームになっている。
オーバートップテントとも言われ、要するにルーフに搭載したテントのことであり、たとえばキャンピングカーは買えずとも、ルーフにテントを搭載することでライトなキャンピングカー的存在に変化させることが可能なアイテムと言われている。
アメリカでのトレンドはピックアップの荷台にテントを設置することらしいのだが、日本だとピックアップ自体が少なく、現実的にはルーフテントが主流。もちろん、「ピックアップの荷台にテント」もカッコイイのだが、実際に今持つ愛車ベースで考えるならばルーフトップテントに行く着くということである。
今回取材したリグレスでは、Feldon Shelter社製ルーフトップテント「クロウズネスト」を取り扱っており、今現在3サイズのルーフトップテントを販売している。
3サイズ:レギュラー、エクステンド、ファミリー
で、以前取材したハマーH3に搭載されているのがクロウズネストの「レギュラー」サイズであり、今回、改めてその取り付けに関して話を聞いた。
まず最初に記すのが、このルーフトップテントはDIY装着が可能であるということ。
もちろん、車体のルーフ上に搭載するわけだから、取り付けに脚立が必要になったり、大人が複数必要だったりするのだが、DIY装着が可能というのは意外な発見だった。
前回取材したハマーH3の記事を見た読者から多くの反響を頂いたルーフトップテント。「どんな車両にも装着可能なのか」という問いに対応するため改めてリグレスを取材。ご覧のようにフォーカスにも搭載可能。ただし、車両側の積載条件を満たし、Crow's Nestに対応する耐荷重と取付条件を備えたルーフラックまたはキャリアを装着できることが前提となる。
このテントは車体に正対した状態で横側に開く場合と後ろ側に開く場合をチョイスできる。写真は横側に開くセッティング。もちろん、好みで変更可能である。
で、ご覧のような超お洒落な雰囲気を楽しむことができるのが、「クロウズネスト」の人気の理由である。
ハマーH3に装着した時を振り返ってもらった。ご覧のようにテント自体は組み立てられた状態で送られてくる。あとは「車体にテントを装着するだけ」の状態である。
上記したように、テントを車体に対して横側に開くか、後ろ側に開くかを決め、開く位置に対応した方向にテント側のレールを装着する。
開く位置はもちろん変更可能であるから、後に再調整が可能である。
テントを装着する前に車両に適合するラックが必要になる
聞けば、「テント自体はすでに組み立てられていますので、そのテントにレールを取り付け、車体のルーフまで持ち上げ、車両に装着されているルーフラックまたはキャリアへ固定します」という。
また「固定方法はラックやキャリアの形状によって異なり、手で締められる場合と付属のレンチを使用する場合がありますが、作業自体は自身で行うことも可能です」とのこと。ただし、車体のルーフ上で扱う重量物であるため、必要な人数と安全な作業環境は確保したい。
話を聞くまでは、施工に結構仰々しい作業が必要なのかも、と思っていたが、実際には想像以上にシンプルな構造だった。
ただし、車体のルーフへテントを直付けすることはできない。車両に適合し、必要な耐荷重と取付条件を満たすルーフラックまたはキャリアが必要になる。純正ルーフレールがない車両でも、車種に適合するベースキャリアやラックを正しく装着できれば検討できる場合がある。
車両・ラック・テントの条件を確認して取り付ける
現在のCrow's Nestは、レギュラー、エクステンド、ファミリーの重さがそれぞれ54kg、60kg、70kg。取り付けには動的耐荷重75kg以上のルーフラックまたはキャリアが必要となる。
ただし、ラックやキャリアの耐荷重だけで判断するのではなく、車両メーカーが定めるルーフ積載条件、ラック自体の重量、テントの重量、バーの本数や間隔、固定方法まで確認する必要がある。モデルごとに取付条件も異なるため、現行の商品情報と取扱説明書を基準に確認したい。
ここでいう動的耐荷重は走行中の積載を想定した数値で、停車時の静的耐荷重とは考え方が異なる。静的耐荷重に一律の倍率を掛けて、安全性や搭載可否を判断することはできない。
したがって、幅広い車種で取り付けを検討できるものの、すべての車両へ一律に搭載できるわけではない。車両、ラック、テントの各条件を個別に照合することが前提となる。
さて、テントの取り付けに関していえば、想像以上に簡易的と記したが、裏を返せば、取り外し可能という理屈にもなる。
これまた事前の予想を覆すものだったが、要するに必要な時に取り付け、使用後は車両から取り外して保管することも可能という。
もちろん、取り付けたままでの使用も想定されている。取材では、テントを覆うカバーには防水性と直射日光を遮る素材、テント側の取付レールにはアルミ、ボルト等の金具には錆に強いステンレスが使われているとの説明も受けた。車載を前提に、素材や金具までよく考えられている。
ただし、取り付けたまま使用する場合も、走行前と定期的な固定部の点検が欠かせない。また、雨や結露で濡れた場合は十分に乾燥させ、長期保管前にも開いて乾かしておくことが必要だ。
レールを取り付けたテントを持ち上げる。H3に搭載したテントは「レギュラーサイズ」。大人二人で持ち上げることが可能。
ご覧のような状態で持ち上げることが可能であるから、必要に応じて取り外すことも可能である。搭載したまま使用する場合も、走行前と定期的な固定部の点検が必要になる。
これを見てもらえば、遠方の方でも比較的安心して購入することができるのはないか。ルーフに載せたら、シッカリ位置決めをする。
テントをルーフレールの上に載せたらテントを開く方向を再度確認し、適正な位置で固定する。
そしてルーフレールとテント側のレールとの間を付属のボルトとプレートで固定する(全4箇所)。この際、車体とルーフレールとの間に十分なスペースがあれば、手で締めることが可能なボルトが用意されている。写真のようにスペースが小さい場合は付属のレンチで締めることになる。以上完成である。
取り付けが完了した状態。ハマーH3にCrow's Nest Regularを取り付けたこの取材時の作業例では、所要時間は約30分だった。実際の所要時間は、車両、ラック、モデル、既存装備の状態によって異なる。
テントを搭載した後の全高を確認する
ということで、まとめると、車両、ラック、テントそれぞれの条件を満たしたうえで、必要な人員と安全な作業環境を確保すればDIYでの取り付けも可能。取り付けたまま使用することも、必要に応じて車両から取り外すこともできる。
Crow's Nestは収納時、取付バーの上面から上方向へ約450mmの高さが加わる。実際の車両全高は、車両本体、ラックやキャリア、取付位置によって変わるため、装着後に実測しておくことが重要になる。立体駐車場やガレージなど高さ制限のある場所を利用する場合は、余裕を含めて事前に確認したい。
ということで、ハマーH3に装着した当時の写真を見せてもらい改めて作業を振りかえってもらった。
と同時に新品テントに添付されている取り扱い説明書を見せていただいたのだが、その説明書が驚くほど丁寧(笑)。説明書自体は日本語になっており、簡易装着が可能なテントとは思えないほど分厚い。まさしくユーザーファーストで設計された説明書であり、非常に親切。
「遠方にお住まいの方で、取り付けに不安を感じる方に対しても安心していただけるよう設計されております」というが、まさしくその通りだと認識した次第。当然、問い合わせにも対応していただけるということだから、こうした配慮にも非常に好感が持てる。
アウトドアブームが熟成されつつあり、さらに一歩上を目指す方々の次なる一手として人気を博しているルーフトップテント。なかでもリグレス取り扱いのテントたちは、テント自体の魅力もさることながら、その完成度の高さや取り付けの簡易さ、そしてそれらを取り扱う人々の丁寧さがプラスされることで、一段と魅力的な商品だと思うのである。