ルーフテントを取り付ける際には、ラック選びが重要です。
デザイン、費用、重さなどどれを重視するかによってご選択いただけます。
ラックはそれぞれ異なる種類と特徴があり大きく分けるとクロスバータイプ、フラットタイプ、カーゴタイプ、ルーフテントに分かれます。
ルーフテントとの組み合わせる際のメリットとデメリットも異なります。
また、車両の耐荷重を考慮することも大切で、適切な選択をすることで安心して使用できます。
以下、各タイプの特徴をルーフテントとの相性を中心にご説明いたします。
※ラックの重さはおおよその目安です。
メーカーや長さによって重さは変わります。
>クロスバータイプ
価格の目安/5万−13万円
重さの目安/1本2ー2.5kg
- 特徴: ルーフにバーを取り付けるシンプルなタイプです。
- ルーフテントとの相性:
- 2本以上のバーで支えることで、ルーフテントの重量を分散し、安定性を確保します。(クロウズネストは2本以上、クロウズネストファミリーとホークズネストは3本以上)
- 軽量なため、車両の耐荷重を超えにくく、走行時の安定性も維持しやすいのが特徴です。
- メリット:
- 取り付けが簡単で、使わないときの取り外しもスムーズです。
- コストが抑えやすいため、予算を重視する方に向いています。
- デメリット:
- 積載面が限られているため、テント以外の荷物を積む場合には追加アタッチメントが必要です。
- シンプルなデザインで、見た目のデザイン性を求めない方に適しています。
>フラットタイプ(アイアン・アルミ製)
価格の目安/15万円〜30万円
重さの目安/アイアン約30kg・アルミ約25kg
- 特徴: ルーフ全体を覆う平らなパネル状のラックで、アイアン製とアルミ製の2種類があります。
- ルーフテントとの相性:
- 広い面でルーフテントを支えるため、安定性が高く、車両の耐荷重をしっかりサポートします。オフロードや長距離移動に最適です。
- テントを固定するのに適した広いスペースがあり、設置も簡単です。
- アイアン製のメリット:
- 強度が非常に高く、重いルーフテントにも対応できるため、タフな環境での使用にも安心です。
- 長期間の使用にも耐える耐久性があり、頻繁にアウトドアを楽しむ方におすすめです。
- アイアン製のデメリット:
- 重量があるため、車の重心が高くなりやすく、耐荷重を考慮する必要があります。
- 錆びやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
- アルミ製のメリット:
- 軽量で車の重心をあまり上げずに済むため、燃費への影響を抑えられます。
- 錆びにくく、メンテナンスが楽なので、長く快適に使えます。
- アルミ製のデメリット:
- アイアン製と比べると強度がやや劣るため、特に重い荷物を積む際は注意が必要です。
- 軽量である分、価格がやや高めになることもあります。
>カーゴタイプ(バスケットタイプ)
価格の目安/15−30万円
重さの目安/25ー35kg
- 特徴: かご状のラックで、側面に高さがあり、荷物を囲う形状です。
- ルーフテントとの相性:
- カーゴタイプはルーフテントの設置にはあまり向いていません。側面の縁が高さを持つため、テントの底面に縁が当たり、固定が不安定になる可能性があるからです。
- そのため、ルーフテントを直接取り付ける用途には適していませんが、テントを使わないシーズンにキャンプ用品やアウトドアギアをまとめて運ぶには役立ちます。
- メリット:
- 荷物の固定がしやすく、ロープやネットを使ってしっかりと固定できるため、キャンプや旅行時に安心です。
- ルーフテントを使わない期間には、大量の荷物を積むための多用途ラックとして活躍します。
- デメリット:
- 風の抵抗を受けやすく、高速走行時に燃費が悪化する可能性があります。
- テントの設置には、高さのある縁が邪魔になりやすく、調整や工夫が必要です。
ルーフテントを設置する際には、車両の耐荷重を確認し、無理のない範囲で選ぶことが大切です。特に重量があるルーフテントを使う場合には、フラットタイプが安定感があり、アイアン製かアルミ製かを選ぶことでニーズに合った使い方ができます。強度重視の方にはアイアン製、軽量でメンテナンスを重視する方にはアルミ製がおすすめです。
コスト重視で手軽に取り付けたい方には、3本以上のクロスバータイプが適しています。多くの荷物を運びたい方には、カーゴタイプが便利ですが、ルーフテントとの併用には向いていないため注意が必要です。
お客様の車両やアウトドアスタイルに最適なラック選びをサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。