「通知が鳴り止まない毎日を、当たり前だと思っていませんか？」
キャンプなんて滅多に行かない、という人も。
「いやいや私はよく自然の中で過ごすよ」というキャンパーも。
実はどちらにも、“画面の向こう”が切り離せない日常があるかもしれません。
スマホの電源を切るなんて、ちょっと大げさに思えるし、
実際に自然の中にいても、通知はオンのまま。
気づかないうちに、意識だけがずっと「誰か」につながり続けています。
でも、いま目の前の空気に、ほんの少し意識を向けてみたらどうでしょう。
風の音、鳥の声、火の揺らぎ——
それだけで、世界の密度が驚くほど変わることに、ふと気づく瞬間があります。
この旅は、そんな“たった数％の意識の違い”が生み出す、
静かな変化の記録です。
◾️PART 1：なぜ、「完全なるデジタル断食」なのか 📴
📱 「通知がないと不安になる」──そんな感覚が当たり前になっている今、静かな違和感を抱えている人も少なくないはずです。📱 SNSを開けば、次々と流れてくる情報。 気づけば何時間も、画面の中に意識が吸い込まれている。
旅に出ても、撮る・投稿する・チェックする、で一日が終わってしまう。目の前にあるはずの景色が、どこか他人事のように感じられるのはなぜか。それは、身体が自然の中にあっても、心がどこか「つながり」の世界に留まっているからかもしれません。
◾️PART 2：アウトドアは「デジタル断食」の最適解 🏕️
🌿 デジタル断食──それはデバイスを手放すことではなく、「感覚を取り戻すこと」だと私たちは考えています。そして、そのために最も適した場所が、自然の中です。
電波が届かないという状況は、一見すると不便かもしれません。でも、その不便さこそが、今の私たちに必要な“余白”なのです。🔥 焚き火のゆらぎ。 🌌 夜の虫の声。 🌄 朝の空気の冷たさ。どれも、通知よりもずっと深く、身体に届いてきます。
◾️PART 3：時間から離れる場所へ 🌲
🌲 私たちがよく足を運ぶのは、電波の届かないような山奥や林道の奥地。テントを張り、📴 スマホの電源を落として、 🌅 空の色が変わるのを眺めながら過ごします。
こうした時間は、「やってみた」というより、もはや定期的に“還りに行く”ようなもの。画面から離れ、音と空気と光の中に身体を置くだけで、少しずつ自分が整っていくのを感じます。
最初はポケットを探してしまうこともあります。でも、風の通り抜ける音や焚き火のはぜる音、静けさの中にある微かな揺らぎが、少しずつ輪郭を持ち始める。時間がゆっくりと息をし始めるような、そんな感覚に包まれていきます。
◾️PART 4：デジタル断食の後に残ったもの 🕊️
🕊️ 翌朝、電源を入れたスマホには、通知がいくつか届いていました。でも、それらに急かされることはもうありませんでした。
一日分の世界から離れてみて気づいたのは、何も更新されていないように見えて、実は自分の内側が大きく更新されていたということ。
そして同時に、今の世界がどれほど“無駄な情報”であふれているかにも気づかされました。必要だと思い込んでいたものの多くは、ただ流れてくるだけで、何ひとつ自分を動かしてはいなかった。
一度距離を置くことで、本当に大切な情報や連絡だけが浮かび上がってくる。📬 何を受け取り、 🗑️ 何を手放すべきか。その感覚が、静けさの中で自然と整理されていくのです。焦りも、せかされる感じも、そこにはありませんでした。
画面の外にある“今”が、こんなにも静かで、鮮やかで、手のひらの中にあるものよりもずっと大きかったこと。その感覚は、しばらく消えずに残っていました。
◾️PART 5：ルーフトップテントと、断つことの自由 🚙
🚙 私たちは、こうしたデジタル断食を定期的に行っています。 それは、休日に計画して出かけることもあれば、「今日もう十分だな」と思った夕方に、ふと車を走らせることもある。
FELDON SHELTERのルーフテントがついているから、そんなふうに“思い立ったら出られる”という余白が日常の中に残されているのです。
この“余白が大切だよね”という感覚、実はFELDON SHELTERの創設者であるJoelと初めて出会ったときに話したことでもありました。どこかに急ぐ旅ではなく、立ち止まれる場所を持つこと。あのとき、言葉を交わす前から通じ合っていた気がします。
この旅は、FELDON SHELTERのルーフテントとともに始まりました。これはキャンプというより、“いつでも出発できる余白”を車の上に積んでいるようなもの。思い立ったときに走り出せて、好きな場所で眠れるという自由。
その点、FELDON SHELTERが装着されていれば、気が向いたときにすぐデジタル断食ができる。荷造りに追われることなく、混雑する時間帯や週末の予定に合わせる必要もなく、自分のタイミングで静けさを求めて出発できる。それが、ルーフテントを積んだ車の自由さです。
以前紹介した“ルーフトップワーク”のように、自然の中でも働ける時代です。あれは、ある意味でデジタル断食の“前段階”とも言えるかもしれません。けれど本来一番「断つ時間」が必要なのは、自然の中に来てもなお働き続けてしまうような人たちかもしれません。
まるで“医者の不養生”のように、誰かのために動き続けている人ほど、自分の感覚を置き去りにしがちです。そんなときこそ、強制的に立ち止まる装置としてのルーフテントが効いてくるのだと思います。
デジタル断食をするなら、すべてをいったん手放すのがおすすめです。📶 Wi-Fiも、💻 ノートPCも、📆 予定表も置いていく。そのほうが、本当に必要なものが見えてきます。
「何もしない時間」って、最初はどう過ごしていいか分からないものです。
子どもの頃を思い出してみてください。時間なんて気にせず、ただ夢中で遊んでいたはず。時計を見ずに過ごすって、実はすごく自然なことだった。
⛺️ それに、ルーフテントってちょっと秘密基地みたいでもありますよね。車の上という特別な場所で過ごす時間。大人になっても、そんな“誰とも比べずにワクワク過ごせる場所”が必要なのかもしれません。
ひとりでもいいし、大切な誰かとでもいい。ただ静かに、なにも足さず、なにも急かされずに過ごせる空間。でも、それでいいんです。🌤 空を見て、 🍃 風を感じて、 👂 音に耳を澄ませる。退屈を感じるその瞬間が、感覚が戻ってくる合図なのかもしれません。
🛌 FELDON SHELTERのルーフテントは、ただ寝るための道具じゃない。“立ち止まるためのきっかけ”にもなるもの。 テントや自然で過ごす時間のなかに、自分だけの静けさが広がっていきます。
🔕 次の旅では、スマホの通知をひとつだけオフにしてみる。 その小さな“断ち方”から、きっと何かが変わり始めるはずです。
